「鉄の骨」 [本]
池井戸潤さん2009年の作品。
大手ゼネコンが舞台です。
「地検特捜部」とか「談合」とか「競争入札」とか、ニュースを騒がせた言葉がどんどん出て、
業界内部を垣間見るような、そんな池井戸さんらしい作品。
ただ、登場人物がみなさんエリートで、「空飛ぶタイヤ」などに出てくる泥臭い愚直な下町の親父が出てこないので、「絶対この人に勝ってほしい!」という感情移入があまりできなかった。
全員、ちょっとずつ悪くて、
「相棒」の官房長が言う「正義なんて立ち位置でかわるものでしょ。」を地で行く(?)世界。
「正義」を「利益」に代えてもいいかな。
最後は、ちょっとあっけない感じ。
登場人物が全員ちょっと悪いんだから、勧善懲悪を徹底させたら誰もいなくなってしまうものね。 しいて言えば、日常の普通の生活が正義なんだなぁと。
やっぱり池井戸作品すきだな~と言うことで、
続けざまに今ドラマでやってる「ルーズヴェルト・ゲーム」を購入。
ところで、最近は電子書籍をSONY XPERIA Z Ultra で読んでるんですが、
すごく良いですよ~。
本体がほぼ新書サイズという電話としては大きすぎるサイズが、本を読むものとすれば
非常にグ~。
保護シートをテカテカしないものにしたのも良かった。
ただ、バッテリーのもちが今一つなのがちょっとね。
2014-04-29 21:02
nice!(3)
コメント(3)
トラックバック(0)
電子書籍って、まだ買ったことないんです。
拡大できるのは老眼の私にはナイスかも(;^_^A
by よーちゃん (2014-04-30 07:13)
この作品、私も好きです~(^o^)
ルーズベルトゲームはまだ原作読んでいませんので、本をゲットしなくては…(*^^*)
by keroyon (2014-04-30 08:18)
よーちゃんさん、保護シート次第で読みやすさがずいぶん違います。お試しを。
本棚に本がたまっていかないので、それもストレスフリーです。
keroyonさん、この作品すでにドラマ化されたんですね。
NHKのサイトを見ながら、配役と脚本に突っ込みを入れました。
ルーズヴェルト・ゲームのドラマは初回を見逃したので、どちらを先にするか悩み中です。
by ポッポ (2014-04-30 13:29)