ミュージカル「オペラ座の怪人」 [鑑賞]
GW中は特にこれといったイベントはなく。
5月5日に豊平川マラソン(ハーフ)を走ったくらい。
GWが終わってからちょこちょことイベントが。
札幌でロングランの公演がおこなわれている劇団四季の「オペラ座の怪人」を観劇しました。
「オペラ座の怪人」は、昨年11月にハンブルクで初めてみた舞台芸術作品。
いや、「ハンブルクで初めて」どころか人生初。
この作品がとても良かったので、そのあとバレエやオペラにも関心をもつようになり、昨年12月から今年3月までの4か月間で、バレエは「くるみ割り人形」と「ナポリ」、オペラは「蝶々夫人」と「カルメン」を観に行き、ドイツ生活が2倍も3倍も楽しくなった。
そんな記念すべき作品が、札幌でロングラン上演。
左写真:さっぽろ駅の地下街に設置されていた劇団四季のオペラ座の怪人の看板
右写真:ハンブルクで観劇したときの劇場看板(2013年11月)
どちらもロイド=ウェーバー版の「オペラ座の怪人」なので、観比べができる!
座席は13列目だったので、ハンブルクで観た時よりもずいぶんと舞台との距離が近い!
テンションあげるぅ
感想ですが、かなり残念な気分。
まず、生のオーケストラじゃないのが一番残念だった。
ハンブルクのものは生オケだったので、演出家やカルロッタ役の俳優さんと本物のオーケストラの指揮者との間に、曲出しの合図や「ちょっと音止めて!」などの絡みがあって楽しかった。
それにやっぱり重厚感が違う。
札幌で生オーケストラのミュージカルとかオペラとかバレエを観るのは無理なのかな。
日本語セリフがうまく曲に乗っていなくて、ものすごく違和感だった。
これならいっそ外国語でまったく意味がわからない方がいいと思った。
ロビーを含めて会場全体が「ウキウキ」じゃなかった。
ミュージカルの劇場というよりも映画館に近い雰囲気だった。
とどめは、クリスティーヌ...。
もちろん、良いところもあった。
舞台装置がすごく凝っていた。
第2幕の最初の仮面舞踏会のシーンでは、オペラ座の階段の舞台装置も「マスカレード」に乗せたダンスもすごく迫力あったし楽しかった!
日本語セリフだったからこそストーリーがよく分かった。
ファントムがかつて見世物小屋の檻の中にいたとは!
そんなに不幸な生い立ちとは知らなかったので、衝撃を受けた。
舞台芸術って作り手ももちろんだけど、受け手も大切なんだなと実感した。
劇場の雰囲気は観客によるところが大きいもの。
観る側も、もっと演者を盛り上げるような観劇(ドレスアップとか拍手とか)マナーを身に着けなければなぁ。
我々レベルのライブでも、お客さんがのってるのがわかると
こっちもどんどん張り切って演奏しちゃうんですわ。
生のステージって、やっぱりそういうもんなんですよねー(^_^)
by よーちゃん (2014-05-10 08:40)
よーちゃんさん、「のってる」ってお客さんもわかるし、演者さんもすぐにわかりますよね。
そこにいるみんなで作り上げていかないといけませんね。
by ポッポ (2014-05-11 23:21)