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四国お遍路さんの旅1 [お遍路]

2023年3月13日月曜日 北海道の天気は朝から強風。昼近くからは強風と雨。

出発の朝は早い。

安さ優先で、札幌=(バス)⇒千歳=(飛行機)⇒関空=(バス)⇒徳島という行程なので、朝早くでなければその日のうちに徳島に着かない!

朝5時35分の千歳空港行きバスに乗るため、朝5時ちょい過ぎに家を出発。最寄りのバスターミナルまでは歩きよ。重いリュックを背負ってえっちらおっちら。母曰く通常15分で着くのに20分かかったとのこと。まあねぇ。足が動いていないもんねぇ。

空港に6時40分頃に到着し、なにか朝食を...と探すもどこも営業前。保安検査場を過ぎて搭乗口付近の売店なら営業しているかな?と期待したけど、どこもここも営業前。かなり歩いて探し当てたお店には、

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「Open 7:10~」の貼り紙が。

搭乗開始時刻は7時15分なので店前でオープンを待ち、オープンと同時にサンドイッチとお茶を購入して搭乗口に走った。

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久しぶりのANA!わーい。

春休みということもあって満席で、母と私は3列シート真ん中席の前と後ろ。
隣同士では取れなかった。
前に座る母を座席のすき間から窺った。
強風での飛行のためなかなかシートベルト着用サインが消えない中、前席の母がごそごそやり始めている。もしや...とは思ったが、あとで聞いたらやはり食事を始めたらしい。
それもテーブルを出して!

そんなこんなで関空に到着。
お次はバスで徳島へ。
関空から徳島は、本来ならば直行バスがあるらしいのだが、コロナで乗客が少ないせいなのか運行を見合わせていて、三宮で乗り換えなければならなない。
webサイトには「お得な乗り継ぎ切符」がありますと記載されているが、どうやって「お得な乗り継ぎ切符」を購入するのかわからない。
切符売り場前でうろうろしていると窓口のお姉さんに声をかけてもらった。
「お得な乗り継ぎ切符」は予約購入のみなんだと。
予約してないからダメか…と肩を落とすと、今から電話をかけて予約できますよと。
予約番号を書き取るためのメモ用紙とボールペンも貸してくれた。
徳島バス(?)に電話をかけ、乗車予定時刻、乗り継ぎ方法、徳島での降車場所を教えてもらい、予約番号を書き留めたメモを窓口のお姉さんにお渡しし「お得な乗り継ぎ切符」を購入した。

乗り継ぎのため神戸三宮で降車。
30分程度の待ち時間。
暇つぶしに近くの阪急デパートの地下食品階をうろつくと、ひえーーー。ケーキ類がすごい!
さすがお菓子の街じゃーーーー。
母と、今度は神戸にも泊まらないとだねーなどど言っているうちに徳島行きバスの乗車時間。

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明石海峡大橋に突入!

淡路島は神戸に近い方は大阪都市圏のリゾート地なのかな。
徳島方面に進むにつれて畑が多くなってきた。

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渦は小さいけど、バスから鳴門の渦潮も見れたよ。

「高速鳴門」という停留所で下車。
高速道路に設けられたバス停で下車するの初めて。

下りていくとモノレールのようなエレベータがあった。

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△と▽のボタンで操作するのでまさしくエレベータ。

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下り立ったすぐのところには、競艇場。
ギャンブラーとしては一度覗いてみたいという誘惑があったが、競艇って朝早いのね。
午前6時くらいに始まり午前9時くらいにはもう終了していると知り、初めての競艇体験はならなかった。

家を出発してからおよそ10時間後。

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JR鳴門駅のほぼ向かいにある宿泊先にたどり着いた。

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ホテル寄りの民泊というか、民泊寄りのホテルというか。
バスタオルとフェイスタオルはあるけれど、寝間着・スリッパは無し。
ただし、どちらも100円くらいで貸し出してくれる。

全国旅行支援を使ったので、二人合計7,744円。
さらに4,000円分のクーポンももらった。

ホテルから近くてクーポンを使えるところを検索して、

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大大大大大正解!!

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お刺身美味しい。

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そして、カツオ!! こんなに美味しいとは初めて知った。

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メニューにはなかったけど、注文したら作ってくれた鳴門ワカメの天ぷら。美味しい!!

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焼き魚は「グレ」という名前。色と形から想像するよりもさっぱりホクホク。

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阿波鶏。これも美味しい。

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途中で味変でお願いした鳴門ラッキョウ。これが小粒ながら美味しいんだ。

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もうお腹いっばいだったけど、サツマイモ大好きの母のリクエストで鳴門金時の天ぷら。
美味しい!けどさすがに多かったのでお持ち帰りをお願いしたら快くプラケースを出してくれた。

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私はワインで、母は鳴門金時の焼酎をお湯割りで頂いた。

鳴門ってすごい!なんでも美味しいよ!

そんでもってお会計は7千円ちょっと。
旅先でこんな満たされたの久しぶりだ。

なんだか幸先良いな―――。


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四国お遍路さんの旅0 [お遍路]

2023年3月13日から1週間、母と二人で徳島と大阪に行ってきた。

母は現在82歳。
足腰はかなり達者で、通院も2週間に1度の耳鼻科と3か月に1度の歯科だけ。
夏季は毎日のように自転車に乗っているし、ウォーキングもする。
お小遣い稼ぎ程度の仕事もしている。

そんな母は、1980年代に放送されたドラマ「花へんろ」の大フアンで、その影響で「お遍路さんに行ってみたい」が長年の夢。
忘れた頃にその願望を口にする。
今年になって「85歳に仕事をやめる。そして時間ができたらお遍路さんに行く」とまたぞろ願望を語りだした。

は?85歳?
今だっていろいろ危ういのに85歳?

いくらなんだって85歳に新しいことを、それも体を使うことを始めるなんて無理でしょう。
「これからの人生で今が一番若いんだ!」(←私の座右の銘)
その気があるなら、最初の数回は付き合うから今年から始めよう!
ということで、2月に飛行機やらホテルやらの予約をとった。

で、出発1週間前の朝。
台所と居間を行き来する母が足を引きずっている。
どうしたの?と聞くと「膝が痛い」と。
えーーーー?
1週間後には出発よ。
お遍路よ。
歩くのよ。

放っておくとそのままな様子なので、病院に行って診察をしてもらうよう勧めた。
午後に病院に行ったは良いが、なかなか帰ってこない。
とっくに診察時間は終わっているだろうという時間になっても帰ってこない。
夜8時近くにやっと戻って来たのでどうしたのか尋ねたら、「足が痛くてなかなか歩が進まなかった」と。
なんでよ。なぜタクシーに乗らないのよ。
さらに、病院がご厚意でMRIの予約を翌日に手配してくれたのを、翌日は歯医者の予約があるから断ったと言う。
なんでよーーーーー!
今は、歯(それも予防歯科)よりも足でしょうが!!

翌朝。
受付開始時間と同時に病院に電話をかけ、20分後の「空き」に潜り込ませるよう母を車で送った。

さらに翌日。
画像を示しての先生の説明によると、半月板が半分くらいになっている(新月板状態?)と。
痛いときに服用するよう痛み止めを処方され、旅行が終わったら来るように言われたと。

で、どうなの?行けるの?歩けるの?と尋ねたら、行きたいという。
全部手配済みで、止める場合はキャンセル料が発生するならば、行くだけ行って様子だけでも知りたいと言う。

出発2日前。
もう30年近く通っている美容室に母と二人で行った。
痛み止め以外の処置を施されていない母はやはり足を引きずりながら歩く。
なのに「四国にお遍路に行くんだ!」と意気揚々と話す。
先に終えた母がお店を出たあとに「お母さん、旅行に行って大丈夫なんですか?」と心配された。
足がどのくらい痛いのか本人じゃないからわからないけど、すごくやる気満々なので行こうと思っていますと答えると、「確かにやる気は満々ですねぇ」「気をつけて行ってきてください」と。

そんな感じで不安だらけの出発だが、予定通り行くことになった。


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