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小説中毒 [本]

最近、小説を読み耽ってしまって生活が乱れています。
もともとは導眠剤のつもりだったのに、まったくの逆効果。
眠る前に何か読まないと眠れないというのは小さい頃からの悪癖なので、ミイラ取りがミイラになってしまうのも経験上よくわかっているんだけどなぁ。

もっともよく読んでいるのは浅田次郎。
出版順不同で乱読したけど、「地下鉄に乗って」を最後にちょっとお休み。

そして、昨日の夜はまってしまったのがこれっ!


唯川作品は、3年前に「肩ごしの恋人」を読み、うーん、、まったく共感できない女性像、、。という感想とともに私の読書リストから外れていました。しかし、最近浅田次郎を読み過ぎて、あんまりな男性目線の女性像にちょっと膨満感となり、揺り戻しとなったわけです。

再び手に取った本は、「彼女の嫌いな彼女」。
これまた、傍から見れば何の不満があるの? って人が、実は焦燥感や日常への不満を抱えている、、って手合いで、まったく共感できず。 

それでも懲りずに、「今夜誰のとなりで眠る」を読み始めると、いっきに読んでしまいました。
「肩ごしの恋人」では、ダブル主人公がそれぞれの立場で相手を客観視しつつ読み進めさせるという手法だったけど、「今夜…」は、なんと主人公5人!! その5人それぞれ目線で物語が進行しているので、1人のエピソードがいたるところに散りばめられていて、なんだから読み進めずにはいられなくなってしまうのですな。
そんなわけで、夜の11時半から読み始めて、読書終了が朝5時。
いいのか? こんな生活。
いちおう主婦ですけど、、、、。
朝8時にゴミ出しのために一度起き、当然のように再びベッドに潜り込みました。

女性像に共感できたかどうかは置いとくとして、浅田次郎の男性像・女性像とまったく対照的なのが面白い。
あんな男は浅田作品には出てこないし、浅田作品の女は唯川作品には絶対に出てこない。

これでやっとバランスが取れたかな?
そんなわけないか。
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