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走ること [本]

最近めっきりナマケ気味なのであまり大きなことは言えませんが。
本日、街をぶらついている時にふと目にした本。



村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」。

私は本を読むのが好きな方ですが、10代からずーーーっとミステリー小説街道を突っ走ってきたので、村上春樹との接点はありませんでした。 
でも、お気に入りスープカレー屋のpicanteとvoyageにan・anのバックナンバーが揃っていて(an・anも私とは接点のない雑誌だけど)、巻頭に連載されている村上春樹のエッセイに二十数年来のランナーであることが書かれていたのを読んで、村上春樹が好きになりました。
いきなり「1Q84」なんて敷居が高いし、かと言っていまさら「ノルウェイの森」ってのも、、。 
そんな私にこの本はうってつけ。
普段から漠然と抱いている「なんで走るんだろう」を一緒に考えてくれる本です。
走ることをめぐる様々な感情が見事な言葉で表現されていて、さすがだなーと思います。
村上春樹のマラソン歴(20数年)も月間走行距離(月間260キロ~310キロ)も、私なんぞとは比べものにならないくらいすごいので、読んで己を振り返るなんてちょっとおこがましいですが。

私が走り始めたのは、2007年の春。
それまでもジムのトレッドミルで走ってはいたけれども、それは大好きなエアロビのレッスン60分間最後まで息切れせずに踊るためのトレーニングの一環でした。 エアロビ好きが高じると次は大会に出たくなる。だけど一人で大会に参加するのは不安なのでダーリンを誘ったところ、却下され、、。 
そのころになると「大会とつくならばエアロビでなくともマラソンでもいい」というわけのわからない心境になっていたので、走り好きのダーリンとハーフマラソンにエントリーしたのが走ることの始まり。 
大会に出ると、次の目標が生まれ、今に至っております。

人には「走る人」と「走らない人」の二タイプがあるように思います。
いろいろな人と出会って(いろんな人と出会う人、出会わない人ってのもあるけど)その中からベストフレンドやパートナーを選ぶわけだけど、その過程で小さな分類を繰り返ししているのかなーなんて漠然と思う。

村上春樹と私とはまーーーーーーーーーーったく違う世界に暮らしているわけですが、ただ「走る人」ってつながりだけでなんだか身近に感じます。
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コメント 4

TAKE

す、すごい!!
月間300km?マラソン歴20数年?
作家さんって文系のイメージだし、あまりスポーツとは縁がないのかと思いきや・・・
へぇ~~、なんか目からうろこです。
私もかなり活字離れ中ですが、この本は読んでみたいって思いました。
教えてくれてありがと~~♪

by TAKE (2010-06-25 12:16) 

ポッポ

TAKEさん、そうですよねー。村上春樹にランナーのイメージってないですよねー。
だけど、読んでみるといわゆる「体育会系」とはまったく異なるランナー像が描かれています。
走ることって、単に体を鍛えるってだけでなくて、なんか精神面にも影響を与えますよね。 黙々と追い込まれつつ長時間走るからかな?
by ポッポ (2010-06-25 21:41) 

よーぴん

偶然ですが、まさに今、図書館で借りてますよ~。
「本日返却された本」の棚にあり、以前、ポッポさんが書かれていたランナーだらけの大浴場の話があるのかな、と軽い気持ちで。
サッカーで睡眠不足なため、まだ最初の章しか読んでないのですよ。期日までには無理かも…

by よーぴん (2010-06-27 19:52) 

ポッポ

よーぴんさん、どうもサッカーに興味を持てない私ですが、今回のW杯はダーリンに付き合って少し見ています。要は、陣取り(陣地守り?)ゲームなんだーってやっとわかりました。ディフェンスがサーッと守備位置に戻る様子が面白いです。
おぉ! よーぴんさんも偶然手にしていたとは。「走る」という行為を通して村上春樹の考え方を知る本とでもいうんでしょうかね?
by ポッポ (2010-06-27 22:31) 

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