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『八日目の蝉』 [本]

角田光代『八日目の蝉』。

待ち合わせまでの時間つぶしにコーヒーを飲みながら本でも読もうかと書店に入ったら、
井上真央&永作博美のドアップ写真が帯になって平積みされていたので購入。
角田光代の本は『対岸の彼女』以来2冊目。

おそらく来るであろうタイムリミットがある内容なので、次へ次へと引き込まれます。
ただ、対岸の彼女同様、登場人物の誰にも共感できず。
どちらの作品も「自分探し」というか「自分の居場所探し」の女性が主役であったりワキを固めていたりするので、読んでてもなんだかお尻座りが悪いというか、常に居心地が悪い感じで。
NHKじゃないけど「無縁社会」という言葉が浮かんできます。

この本、帯のお二人を主役にして映画撮ってるみたいですね。
キャスト陣に小池栄子の名前があったので、「大奥」のあの怪演(?)再びとばかりに、妻役なのかと想像したら、友人役なんだ。つまらん。妻役は森口瑤子ってことなので、なんだかチョコチョコと健気なイイ人風を出してきそうで期待できない。井上真央ははまりそう。

原作読んだ後にあれこれ想像するのって楽しいな。


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コメント 4

よーぴん

去年あたり、図書館で借りて読みました。
うろ覚えだけど、フェリーのくだりが印象に残ってます。
成長した井上真央を軸に描くのかなあ。

by よーぴん (2011-02-09 10:15) 

rika

私も似たような感じで、菅野美穂さん主演のジーンワルツを読んでいます。
今まで何度もあったけれど、映画になると2時間弱で描ききれているのと
そうでないのと・・・
自分のイメージした登場人物と、映画の配役と・・・
確かに想像すると面白いですよね。
映画は観に行くのかしら??

by rika (2011-02-09 12:07) 

なー

こないだ空中庭園を読みまして、家族のそれぞれの心模様って感じでしたけれど、これは、ストーリー展開があるお話なのね、ナルホド。
角田光代って、なんていうか、オンナのハードボイルドみたいで、読んでいると孤立感ヒシヒシになりました。これはどうなのかな。 
by なー (2011-02-09 13:37) 

ポッポ

よーぴんさん、フェリーのくだりって最後のところかな? 井上真央の時々見せる冷ややかな目線って作風にあってそうだよね。

rikaさん、「読んでから観るか、観てから読むか」ってありますけど、読んでしまうと映像化されたものへの違和感ってありますよね。BS・NHKで檀れい主演ドラマが再放送されていますが、配役とストーリー展開どちらも違和感バリバリです。映画は、たぶん観に行きません(笑)。

なーさん、オンナのハードボイルド? 孤立感、孤独感、、、全編にわたってそんな感じです。
by ポッポ (2011-02-10 18:34) 

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