宝塚! [鑑賞]
2022年9月8日木曜日
友と宝塚歌劇@hitaruを見に行きました―――。
ことのきっかけは、
コロナ禍で外出自粛の風潮のため、昨年から生協生活始めた。
週一で注文票を記入し提出するのだけど、歳のせいか1週間があっという間すぎて、あー!もう今日生協だーー。書いてない――なんていうのが月一。
あーもう生協の兄ちゃんが来る時間だよーーと焦りながら注文票を記入するのが月三。
そんな感じでゆっくりと配布物を眺めることはほぼないのだけど、たまたま生協の日の前日に注文票を取り出して書き込みをはじめ、配布物をじっくりとあらためていたら、
なんと!札幌に宝塚が来るってよ。
5月第1周くらいの配布物だったので、4か月後。ひょっとしてコロナおさまっているかも?なんて期待しながら友を誘ったら即OKの返事。やった!
コロナはおさまってはいないけれど、行きました。
前々日には日本海を通過する台風の影響で札幌もものすごい風が吹き荒れたけれども、宝塚の日は観劇日和でした。
久しぶりにコンタクトレンズして、ワンピース着て出かけた。
昼の部なので、午前11時30分開場・正午開演。
午前11時30分ぎりぎりにhitaruに到着すると、1階エスカレーター乗り場から渋滞というかエスカレーター待ち行列ができていた。
hitaruへの入場口がある5階(かな?)は老若女であふれていた。でも友はすぐに目に入った。
入口に通じるフロアの端っこには名前の書かれた看板が4つ5つ立てられていて、遅れてきた私にはなんの看板かわからなかったが、友によると個人のファンクラブ(?)の入会を募っているのだそう。
我々はS席。
だけど1階S席ではなく、2階S席なのでかなり遠い。顔はまったくわからない。
第一部はモンテクリスト伯。
小説を読んだことない。
「レ・ミゼラブルは、ジャンバルジャンがパンを盗んだ話」程度の、「モンテクリスト伯はエドモンダンテスが無実の罪を着せられて復讐する話」くらいの知識。
エドモンダンテス⇒モンテクリスト伯だと知っているのは、私のかつての愛読書『パタリロ』にそのエピソードが描かれていたからなのである。
誰もが知っている(ようで詳細は知らない)長編物語を1時間40分の劇にするのは大変だ。
そこそんなにいるか?と思うくらいくどい箇所があるかと思えば、物語上で鍵となる部分がスルーされていたり。
第一部と第二部の間の30分休憩のときに友から演出上スルーされていた「物語上で鍵となる部分」を聞き、えー-----!そういうことだったのー---!!とやっと腑に落ちた。
第二部は、レビューエスパーニャ グランカンダンテ
皆さん写真を撮っていたので、一度電源を切ったスマホをあわてて再起動させて撮りました。
♪♪グランカンダンテ、グランカンダンテ、グランカンダンテ♪♪
まだ耳に残っておりますわー。
素晴らしかった!
ぐっとき過ぎて、嗚咽せんばかりに泣いてしまった。
こんなに泣いて恥ずかしく、泣いたことを悟られまいとしていたら、場内が照明で照らされるタイミングで隣席の友がバッグからハンカチを取り出して目元をぬぐっているではありませんか。安心したー-。
が、そんな私たちの姿が奇異に映ったのか、「知り合いが出ていたのか?」と隣の席のおば様に尋ねられてしまった。
いや。まったくの赤の他人です。
赤の他人なんだけどー-。
ラインダンスのあのまっすぐに整然と高々と上がった脚とか、
ラストの、主役級になるにつれて背中の羽飾りがどんどん大きくなっていく様子とか、
主役のあいさつのなかのご当地出身者紹介で、「はい!札幌出身!詩ちづるです!!」という高らかな自己紹介とか、
そしてそして、主役の方の「札幌から宝塚まで、、、はるばると、、、よく頑張ったね」
わー-------------------------ん。
これが泣かずにいられましょうかー------。
至福の時でございました。
さて、心が満たされたあとは腹を満たしに狸小路へ。
私はビールで、友は白ワインでカンパーイ。
けっこう飲んでしまったあとに撮りました。
タコのカルパッチョ風だったかな?
サラダ。
パテ(?)。パテにしては大きいすね。
ニョッキの写真とるの忘れた――。
こぶりのピザは一皿ずつ。私のはマルゲリータ。
途中で赤ワインをデキャンタで追加注文。
観劇が終わる午後3時過ぎに入店できるお店って喫茶店を除いたら限られていたので、「通し営業」が魅力で選んだお店だけど、どれも美味しくて、会計も2人合わせて6500円くらいだったと思う。非常に気に入った。また行きたーい。
楽しかった~。
今もまだ心の栄養剤として機能してくれております。
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