ライスハレでコンサート [ハンブルク滞在記]
ライスハレでおこなわれた北ドイツ放送交響楽団(NDR)のコンサートへ。
ライスハレは大晦日に第九を聴いたホールで、その時に立派なパイプオルガンがあるのを見てぜひともパイプオルガンの音を聴いてみたいなぁと。
それで、演目にパイプオルガン演奏が含まれているコンサートをチェックし、インターネットでチケットをゲット。
安くていいか~ってことで、ステージの正面ではあるけれど3階の19ユーロの席。
演目は、
①マ・メール・ロワ(モーリス・ラヴェル)
②トランペット協奏曲「霧のなかで」(細川俊夫)
③第3番ハ短調 作品78「オルガン付き」(サン=サーンス)
1曲目は、なんか最近聴いたような?? という気がして、ダーリンに「この曲最近聴いたよね?」と尋ねたところ、「知らない」とのこと。
他の曲と勘違いしたのかなと思いつつ、家に戻って自分のブログを見たら一人旅のアムステルダムのコンセルトヘボウで聴いたんだった。
ブログ書いてて良かった...。
2曲目は、日本人の細川俊夫氏作曲のトランペット協奏曲「霧のなかで」。
なんと2013年に作曲された新しい曲で、今回がドイツ初演(世界初演は2013年9月5日のサントリーホール)とのこと。
トランペットはイエルーン・ベルワルツ氏。
ちなみに、同作品はベルワルツ氏に献呈されたそう。
↑上記のことは、家に戻ってからインターネットで調べて知ったわけなのですが、なんの知識もなくホールで初めて聴いたときには、ホラー映画のサウンドのように思ってしまった。
トランペットの音はもちろんすごいんだけど、それよりもバイオリンのヒューヒューという風のような音がすごく印象に残った。
現代音楽とはこういうものなのかな?
演奏後、壇上に招かれた細川氏に熱烈な拍手がおくられた(^-^)//""
なんだかすごく嬉しい。
アムステルダムでのコンサートでも作曲者が会場にいて演奏後に壇上へという場面を見たけど、ヨーロッパのクラッシックコンサートではこういうことがよくあるのかな?
2曲が終わったところで、およそ30分の休憩。
夕食を食べていなかったので、ワインとブレッゼルで乾杯。
すると、細川氏がバーカウンターの方にやって来られ、近くでお見かけすることができた。
3曲目はオルガンの曲。
始めて生でパイプオルガンの音を聴いたけど、いいですね~。
パイプオルガンの音が重層的で深みがあるので、オーケストラの他の楽器が束になってかかってもまったく引けを取らないどころか、圧勝なんだもんなぁ。
この曲ではピアノの連弾もあった。
2幕目のはじめからピアノ奏者の後ろに一人の男性が腰をかけていて、いったい何者??とそれとなく注視していたところ、クライマックスの頃に突如立ち上がりピアノへと掛け寄り二人並んで連弾開始。そういうことだったのか~。
初めて目にすることが多くて楽しかった。
クラッシック音楽ってCDで聴くと途中で断念することが多々あるのだけど、生だと演奏者の動きがあって面白い。
また行きたいけど、ハンブルクではもう無理かな~。
日本人作曲家も頑張ってるんですね!
連弾開始の演出もナイスです(≧∇≦)
by よーちゃん (2014-03-09 13:16)
近代、現代取り混ぜた、当たらし目のプログラムなのね。
やっぱり生がいいと思います。
そんで、やっぱり、クラッシックでも、近い席が迫力あるんだろーな、と思いつつ、あんまり、間近な席で見たことはありません。
これでワタクシが「ドイツでラベルを聴き比べたときは・・」とか、かませますね!
by なー (2014-03-09 19:46)
よーちゃんさん、世界各国でこれから演奏が重ねられていくんだなぁと思うと胸熱です。
連弾て見てて楽しいですね♪
なーさん、一緒にkitaraのコンサートに行こう♪
私がラベル評をかましてしんぜよう。
by ポッポ (2014-03-09 20:22)
素敵ですねー。
パイプオルガンの音、好きです。生は胸に響きますよね。
私だったらずうずうしく細川氏(初めて知りましたが)
話しかけちゃいそう……(^_^;
by liang (2014-03-12 09:02)
liangさん、実は私も前から知っていた風に握手をもとめにいくところなんですが(ワインも飲んでいたので)、そういうことを嫌うダーリンが横にいたので自重しました...。
by ポッポ (2014-03-13 03:18)