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西日本縦断の旅 その5 [旅]

12月9日金曜日

福岡への移動日。

旅も終盤に突入。
私のぼやきも激しくなってきた。
そして休みも5日目に突入すると仕事電話がかかりだしてきた。

「出発時間まで昨日通った(錦)市場を散策しよう」という同行者からのお誘いを、(えっ?昨日はまったく関心なさそうに歩いていたのに興味あったの?)と軽く驚きつつ仕事の電話を待っているので…と断ると、「じゃあ私も行かない」とのたまうので、いやーせっかく京都に来たのにもったいない!!と促した。
部屋でくつろぐ1時間。
やっぱり一人時間って重要だわ――。

午前11時にチェックアウトして、京都駅へ。

新幹線のチケットはスマートEXで2人分購入し、私のチケットについてはモバイルsuicaへと送り、同行者分については2日前に京都駅の券売機で紙のチケットに引き換えた。はずだった。

新幹線の改札にスマホをかざして通ろうとしたところ、開かない。
もう一度。
開かない。なぜ?

近くの緑の窓口に行って事情を話しスマホを見てもらったら、「こちらにはないですね」。
えーーー?どうなるのーーー?と焦ったら、どうやら券売機で2人分のチケットを受け取っていたらしい。そうだったのね。

新幹線に馴染みのない道民にとって、新幹線は緊張する乗り物。
出発時間よりもかなり早くホームで待機したが、そんなことする人はほとんどいなかった。

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わーい。新幹線。かっちょいー。

指定席を予約するときにはガラガラの選び放題だったので、3列シートの窓側と真ん中を予約し通路側の席も使えちゃったりして♪なんて期待したけど、甘くなかった。
おかげで真ん中席の私はちょっときゅうくつだった。

驚いたのは、新幹線は長距離移動する乗り物だからてっきり連結部かその近くに大型荷物収納棚があるのではと予想したが、なかったこと。
その代わり最前列シートの足元がすこし広くなっていて、そこに「大型荷物スペース」(ただし予約が必要)と書かれていた。
そんな構造だとは知らなかったが、2人組なのに3列シートを予約したのは、最前列好きという私の嗜好にはまる2列シート席がどの車両にもなく、「最前列>知らない人が隣に座ることはない」によるものだったので、大型のスーツケースをもつ同行者がいる私にはラッキーだった。

新神戸を出たあたりでお弁当を食べた。
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チキンカツ弁当。美味しかった!

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車内販売でコーヒーを買ってデザート。

3時間くらいで博多に到着。

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博多でのお泊まりはグランドハイアット♪
うそ。

中洲に近いベストウェスタン福岡天神南。
3泊お世話になる。

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日本人の私の宿泊については旅行支援が適用され、さらに3泊分合計7,000円のクーポンをもらえた。

荷物を置いてカナルシティへ。

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にぎやかだなーと思ったらアイドルの子たちのステージだった。

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時間が早くてまだ準備段階の屋台がある中、開いている屋台には開始直後からぞくぞくとお客さんが座り始めた。楽しそうだ。

同行者は珍しく興味津々の様子だったが、私は友人との会食を控えていたので見るだけ。

再びカナルシティに戻っていったんお別れ...しようとすると、「ホテルへの戻り方がわからない」。
なんでよ。友人との会食予定については伝えていたし、「私はショッピングを楽しむわ」と言っていたじゃないかっっっ。
うちの80歳を超える母だって3年前の台北旅行のときには必死の形相で最寄り駅からホテルへの帰り方を覚えたぞ。
地図アプリでホテルまでの帰り方を調べるように言うと、「海外だからローディングが遅くて使えないのよ」。
あー。もー。
私の絶望の顔に同行者のスマホがおののいたのか、「ローディングできたわ」とのことでお別れした。

待ちに待った友人との会食タイム。
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久しぶりの語らい(愚痴)。
久しぶりのイタリアン。
久しぶりのおしゃれなお店。
すべてが素敵。泣ける。

翌日の予定があるので、2時間ほどでお開きとなりまして。帰りがけに市役所の広場で行われているクリスマスマーケットに連れて行ってもらった。

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想像を超える盛大さ。そして賑わい。
市庁舎広場でクリスマスマーケットとはドイツのようだ~。

札幌大通公園のミュンヘンクリスマスマーケットがしょぼく感じてしまった。
なぜ?寒すぎ?

ところで、同行者に夜ご飯なにを食べたかを尋ねたら、「一蘭でラーメン」。
えーーーーーーー!!


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西日本縦断の旅 その4 [旅]

12月8日木曜日

京都2日目の予定は写経と座禅。
昨日のうちに体験ができるところを検索して予約した。 

京阪祇園四条駅までの道すがら
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有名な錦市場を通った。
ほとんどの店が営業前だったけど、朝食を出しているお店とかがあって楽しめた。

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錦天満宮も通った。小さい神社だった。

東福寺駅で下車。  

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霊源院。かわいい。

体験の場所は勝林寺。
座禅体験のときに聞いた説明によると、勝林寺は東福寺の高僧の塔頭(たっちゅう)だそうな。塔頭とは、「由緒ある古いお寺の寺内寺院のことで、禅寺では高僧の基所に建てられた塔またその塔を守るための庵」。それで東福寺のまわりにいっぱいお寺があるんだなぁ。
ちなみに霊源院も東福寺の塔頭。

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勝林寺は東福寺の毘沙門を守っている?のだそうです。

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花手水は、コロナになってやり始めたところが多いようですね。

初めての写経体験。

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用意された筆ペンで、半紙にうっすら書かれたお経をなぞる。

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半紙に書くのって何年振り?
高校卒業までは週1で書道教室に通っていた。七段くらいだったと思う。

筆ペンになじみはないけど、小筆で書くよりずっと書きやすいし、昔取ったなんとやらで半紙に向かって書くことも苦ではないが、集中力が開始後15分くらいに途切れた。
なぞることに厭きはじめ、途中からだいたいの感じで写すことにした。
日本人の私でもちょっと苦戦して1時間ちょっとかかった。

書き順どころか漢字を知らず筆ペンになれない同行者は、なかなか書き進めることができず、お次の座禅体験のためにいったん中座して、また戻って書き上げた。
二人とも写経体験にしてしまったが、大日如来像を描いている体験者がいたので、同行者にはそっちが良かったな。

写経体験場から場所を移して、座禅体験。
法衣に裸足のやたら目つきの鋭い海老蔵そっくりのお坊さんが座禅の説明。
体験は15分座禅・休憩・15分座禅。

足:右足を左太ももの上に乗せ、左足を右の太ももに乗せ...られないっっ。
手:右の手のひらの上に左の手のひらをのせ、両手の親指をつけて円にする。親指に圧をかけすぎて栗のように尖がらせてはいけない。
目:閉じてはダメ。勝手に空想したり瞑想したりするのは座禅ではない。半閉じ(半眼)が良い。仏像の目も半閉じなんだそうな。
警策きょうさく:両手を胸の前で合わせて待つ。お坊さんが来たら、一礼をして前かがみの姿勢になる。警策をいただいたらまた一礼。手を戻して再び座禅。
集中が途切れそうになったらお願いするらしいけど、一度体験するのはどうですか?とのこと。
後ろからパシッではなく前からパシッとするのが臨済宗。
後ろからパシッは壁に向かって座禅をする禅宗のやり方で、臨済宗は向かい合って座禅をするので前からパシッだそうな。

座禅の始まり。開始間もなくで警策をいただいている参加者がいた。

あっという間の15分。警策をいただく暇もなかった!

足をくずして少し休憩。

座禅の始まり。
今度こそは頂いちゃうもんねと、胸の前に手を合わせて待つ。
お坊さんが前にやってきたので一礼。
前かがみ。
パシッ!
一礼。
清々しい。良い音なのに全然痛くない。

あっという間に座禅体験が終わり、再び写経に戻る。

同行者もなんとか書き上げて、にっこり。

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お抹茶をいただきました。

写経は、奉納してヨシ、持ち帰ってヨシなので、300円でお守り袋のような小さな袋を購入してその中に小さく折りたたんで入れて持ち帰ることにした。

その後、手書きの御朱印を頂戴するために広間に行ったら、さっきまで法衣で座禅指導していたお坊さんが作務衣に着替えて御朱印書いてる。忙しいね。

見開きいっぱいに紅葉をイメージしたアーティスチックな御朱印s?を頂戴した。

勝林寺をあとにしたのは午後3時。5時間も滞在したよーー。

朝のうちに同行者に行きたいところを確認したら「渡月橋」というので、先を急がねば!と、すぐにJRに乗ろうとする私だったが、先に食事をしようということで、

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え?ここ?ここで良いの?という佇まいの食堂。外観を裏切らない店内。
私は、「木の葉丼」という初めて目にした素敵な名前にひかれて注文した。
提供されてびっくり。
赤い淵と緑の淵の板カマを薄切りにして卵でとじた丼。
えーーーーー!!

お腹が膨れ身体もポカポカしたところで移動。

京都駅で乗り換えて嵐山駅へ。
観光を終えて嵐山駅に向かう人波に逆らって渡月橋へ。
渡月橋への道は観光客向けのお土産物屋さんが軒を連ねていてびっくりした。

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日没前になんとか到着。
橋を渡ったら日が暮れた。

ところで同行者が熱望した渡月橋観光のはずが、「川」と「橋」を見た。ただそれだけ。といった風情で、お土産物屋を冷やかすでもなし、再びすたすたと駅へと戻った。
わからん。

デパ地下のお惣菜夕食も続くと飽きる。
ホテル近くのスーパーでお刺身とビールを買って帰った。


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