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西日本縦断の旅 その6 [旅]

12月10日土曜日

福岡の中日はドライブデー。

さて、九州でどのように過ごすか…ということについては二転三転しまして。
同行者は博多から釜山へフェリーで渡ることを熱望していた。
私としては国内旅行に付き合うならまだしも隣国とは言え海外には行きたくないので、私は博多で待っているわね♪と答えたら、「一緒に行かないなら、行かない」と。
なんでよ。
例えば、知り合いがいる香港に旅行にでかけ、ついでにマカオにも行ってみたい!と思ったら、その知人が行かないと言っても行くでしょ。

釜山行きをやめるなら、鹿児島まで足を伸ばしてみる?と提案すると、
鹿児島に行くなら屋久島にも行ってみたい。
だけど、大分にも行ってみたい。
長崎にも...
とかなんとかすんごいので、行先は大分一択にした。
異議は絶対に認めない。

そんなこんなで予定を決める段階で疲れ果ててしまったので、友人にドライブに一緒に行ってーーーーと泣きついた。
そしたら車も出してくれた。
嬉し過ぎてまた泣く。

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ドライブ~。

これまでの行程で、私自身よく知らない関西圏旅行を丸投げされて杖代わりのようにもたれかかられている…という意識に陥ってしまっていたので、ここにきて初めて楽しい!と思った。

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初めて来た。地獄。
南禅寺の水路に続いて二時間ドラマ名所巡礼第二弾。
勝手に、軽石のような台地に五色の沼が点在していて、ここは赤い地獄、ここは青い地獄...というイメージを持っていたので、緑豊かなどっちかって言うと露天風呂を連想させる地獄に驚いた。

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地獄まんじゅう。

他の地獄も回る予定だったが、色が違うだけでさほど変わらないのでは...という予想と、同行者が湯布院フローラルビレッジ行きを希望したので、地獄めぐりは一か所だけで終了。

お次は、砂湯。
同行者の行きたいリストの中に「大分の砂湯」があって初めて別府に砂湯があることを知った。

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砂湯は海浜公園の一角にある。
雰囲気がもう南国だもん。

12時をやや過ぎた頃に到着し、1時30分のグループに割り当てられた。

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待ち時間の1時間あまりを足湯で過ごした。
お天気が良くて、足だけ入れているのに上半身にうっすらと汗をかいたよ。

砂湯は完全入れ替え制で、一度に18人(6人×3列だったような)が入る。
①砂をかけられ(5分)
②砂湯(10~15分)
③掘り起こされてシャワーお風呂着替え(10分)
移動時間を含めて全30分。

いっさいもたつくことは許されない。
が、脱衣場は非常にせまく、10名上の女性がいっせいに着衣を脱ぎ、ロッカーに殺到するのでもうわちゃわちゃ。
さらに貴重品と着衣を収納する100円ロッカーは「使用後に100円は戻りません」という無慈悲なロッカー。
浴衣に着替えてさあ行くぞ!の段階で、連れの2人ともタオルを持っていないじゃない。
あれ?たしか渡された注意書きに「タオルを持って」とあったよ。
やっちまったね。
ロッカーを解錠し、タオルを引っ張り出し、小銭入れから100円を出し...必死。

狭いから出てるねーと外に出るやいなや「お客さんこっちこっち」とすぐさま砂場に移動。
指定された番号のプラケースにタオルなどを入れ、指定の場所に寝っ転がると砂かけ開始。
ほどなくして友人到着。
二人とも砂湯状態になってももう一人の同行者は現れず。

あれよあれよとところてん式に砂湯にinしてしまったが、待つべきだったなぁ。
大丈夫かな?ここに来る以外の選択肢ないけど。ちょっと心配ながら文字通り身動き取れないでいると同行者がやってきた。
なんでもタオルを取り出した後にロッカーを施錠しようにも100円がなくて大変だったと。

大変だったせいで一度目のロッカー施錠のときには取り出していたスマホを二度目の施錠のときにしまい込んでしまい、砂湯シーンを撮影できなかったことを残念がっていた。
私も友人もスマホはロッカーに保管したまま。

でもね、ただでさえ砂場なのに、砂湯→シャワー→お風呂場と砂から水というスマホの天敵コースなのだからスマホをロッカーに保管しておくのは正解なのではないか。
他の利用者の方はジップロックにスマホを入れて持ち込んでいたけど、ちょっとねぇ。

私がこの時間帯の一番乗りだったこともあって、我々3人組は真っ先に砂湯タイムアップ。
シャワー室で浴衣を脱いでジャーと全身の砂を落として、お風呂場に移動してボディーソープをつけて洗い、浴槽に浸かった。
砂湯に入ってたはずなのに、お風呂の暖かさが気持ち良い。
ぐずぐずしていたら後のグループに追いつかれるぞい!と急き立てられるように脱衣場に行った。すると、次の時間帯のグループが着替え中で、またもや脱衣場はごったがえした。

指宿の砂蒸しに比べてやたらとバタバタした砂湯体験だった。

天気の良い土曜日の午後ということもあってか、別府市内は大渋滞。
次の目的地の湯布院フローラルビレッジの閉演時間が心配なので、先を急ぐ。

久しぶりの湯布院。前回は、2011年6月だったようだ。

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湯布院フローラルビレッジは、小さなテーマパークとでも言うなのかな
ジブリとかムーミンとかそういうもののグッズがいっぱいあるお土産物屋さん街だった。

到着が午後3時少し前くらいだったので、食べ歩き用の食べ物はたくさんあるけど、食堂が軒並み「準備中」。

どこか良いところないかしら?と、ダメもとで友人がいろいろなレストランをアタックしてくれてるうちに見つかった~。

カフェラルーシュ。

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湖畔のカフェ。素敵。

午後4時でもまだ明るいなんていいね。
札幌ならこの時間はドップリ暮れていて、湖を眺めながら食事なんてできないよ。

お腹も膨れて、帰路につく。

高速に乗るとほどなく真っ暗になった。

晩御飯はなんのひねりもなく、WESTといううどん屋さん。

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一日満喫した。


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西日本縦断の旅 その5 [旅]

12月9日金曜日

福岡への移動日。

旅も終盤に突入。
私のぼやきも激しくなってきた。
そして休みも5日目に突入すると仕事電話がかかりだしてきた。

「出発時間まで昨日通った(錦)市場を散策しよう」という同行者からのお誘いを、(えっ?昨日はまったく関心なさそうに歩いていたのに興味あったの?)と軽く驚きつつ仕事の電話を待っているので…と断ると、「じゃあ私も行かない」とのたまうので、いやーせっかく京都に来たのにもったいない!!と促した。
部屋でくつろぐ1時間。
やっぱり一人時間って重要だわ――。

午前11時にチェックアウトして、京都駅へ。

新幹線のチケットはスマートEXで2人分購入し、私のチケットについてはモバイルsuicaへと送り、同行者分については2日前に京都駅の券売機で紙のチケットに引き換えた。はずだった。

新幹線の改札にスマホをかざして通ろうとしたところ、開かない。
もう一度。
開かない。なぜ?

近くの緑の窓口に行って事情を話しスマホを見てもらったら、「こちらにはないですね」。
えーーー?どうなるのーーー?と焦ったら、どうやら券売機で2人分のチケットを受け取っていたらしい。そうだったのね。

新幹線に馴染みのない道民にとって、新幹線は緊張する乗り物。
出発時間よりもかなり早くホームで待機したが、そんなことする人はほとんどいなかった。

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わーい。新幹線。かっちょいー。

指定席を予約するときにはガラガラの選び放題だったので、3列シートの窓側と真ん中を予約し通路側の席も使えちゃったりして♪なんて期待したけど、甘くなかった。
おかげで真ん中席の私はちょっときゅうくつだった。

驚いたのは、新幹線は長距離移動する乗り物だからてっきり連結部かその近くに大型荷物収納棚があるのではと予想したが、なかったこと。
その代わり最前列シートの足元がすこし広くなっていて、そこに「大型荷物スペース」(ただし予約が必要)と書かれていた。
そんな構造だとは知らなかったが、2人組なのに3列シートを予約したのは、最前列好きという私の嗜好にはまる2列シート席がどの車両にもなく、「最前列>知らない人が隣に座ることはない」によるものだったので、大型のスーツケースをもつ同行者がいる私にはラッキーだった。

新神戸を出たあたりでお弁当を食べた。
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チキンカツ弁当。美味しかった!

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車内販売でコーヒーを買ってデザート。

3時間くらいで博多に到着。

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博多でのお泊まりはグランドハイアット♪
うそ。

中洲に近いベストウェスタン福岡天神南。
3泊お世話になる。

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日本人の私の宿泊については旅行支援が適用され、さらに3泊分合計7,000円のクーポンをもらえた。

荷物を置いてカナルシティへ。

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にぎやかだなーと思ったらアイドルの子たちのステージだった。

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時間が早くてまだ準備段階の屋台がある中、開いている屋台には開始直後からぞくぞくとお客さんが座り始めた。楽しそうだ。

同行者は珍しく興味津々の様子だったが、私は友人との会食を控えていたので見るだけ。

再びカナルシティに戻っていったんお別れ...しようとすると、「ホテルへの戻り方がわからない」。
なんでよ。友人との会食予定については伝えていたし、「私はショッピングを楽しむわ」と言っていたじゃないかっっっ。
うちの80歳を超える母だって3年前の台北旅行のときには必死の形相で最寄り駅からホテルへの帰り方を覚えたぞ。
地図アプリでホテルまでの帰り方を調べるように言うと、「海外だからローディングが遅くて使えないのよ」。
あー。もー。
私の絶望の顔に同行者のスマホがおののいたのか、「ローディングできたわ」とのことでお別れした。

待ちに待った友人との会食タイム。
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久しぶりの語らい(愚痴)。
久しぶりのイタリアン。
久しぶりのおしゃれなお店。
すべてが素敵。泣ける。

翌日の予定があるので、2時間ほどでお開きとなりまして。帰りがけに市役所の広場で行われているクリスマスマーケットに連れて行ってもらった。

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想像を超える盛大さ。そして賑わい。
市庁舎広場でクリスマスマーケットとはドイツのようだ~。

札幌大通公園のミュンヘンクリスマスマーケットがしょぼく感じてしまった。
なぜ?寒すぎ?

ところで、同行者に夜ご飯なにを食べたかを尋ねたら、「一蘭でラーメン」。
えーーーーーーー!!


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西日本縦断の旅 その4 [旅]

12月8日木曜日

京都2日目の予定は写経と座禅。
昨日のうちに体験ができるところを検索して予約した。 

京阪祇園四条駅までの道すがら
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有名な錦市場を通った。
ほとんどの店が営業前だったけど、朝食を出しているお店とかがあって楽しめた。

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錦天満宮も通った。小さい神社だった。

東福寺駅で下車。  

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霊源院。かわいい。

体験の場所は勝林寺。
座禅体験のときに聞いた説明によると、勝林寺は東福寺の高僧の塔頭(たっちゅう)だそうな。塔頭とは、「由緒ある古いお寺の寺内寺院のことで、禅寺では高僧の基所に建てられた塔またその塔を守るための庵」。それで東福寺のまわりにいっぱいお寺があるんだなぁ。
ちなみに霊源院も東福寺の塔頭。

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勝林寺は東福寺の毘沙門を守っている?のだそうです。

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花手水は、コロナになってやり始めたところが多いようですね。

初めての写経体験。

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用意された筆ペンで、半紙にうっすら書かれたお経をなぞる。

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半紙に書くのって何年振り?
高校卒業までは週1で書道教室に通っていた。七段くらいだったと思う。

筆ペンになじみはないけど、小筆で書くよりずっと書きやすいし、昔取ったなんとやらで半紙に向かって書くことも苦ではないが、集中力が開始後15分くらいに途切れた。
なぞることに厭きはじめ、途中からだいたいの感じで写すことにした。
日本人の私でもちょっと苦戦して1時間ちょっとかかった。

書き順どころか漢字を知らず筆ペンになれない同行者は、なかなか書き進めることができず、お次の座禅体験のためにいったん中座して、また戻って書き上げた。
二人とも写経体験にしてしまったが、大日如来像を描いている体験者がいたので、同行者にはそっちが良かったな。

写経体験場から場所を移して、座禅体験。
法衣に裸足のやたら目つきの鋭い海老蔵そっくりのお坊さんが座禅の説明。
体験は15分座禅・休憩・15分座禅。

足:右足を左太ももの上に乗せ、左足を右の太ももに乗せ...られないっっ。
手:右の手のひらの上に左の手のひらをのせ、両手の親指をつけて円にする。親指に圧をかけすぎて栗のように尖がらせてはいけない。
目:閉じてはダメ。勝手に空想したり瞑想したりするのは座禅ではない。半閉じ(半眼)が良い。仏像の目も半閉じなんだそうな。
警策きょうさく:両手を胸の前で合わせて待つ。お坊さんが来たら、一礼をして前かがみの姿勢になる。警策をいただいたらまた一礼。手を戻して再び座禅。
集中が途切れそうになったらお願いするらしいけど、一度体験するのはどうですか?とのこと。
後ろからパシッではなく前からパシッとするのが臨済宗。
後ろからパシッは壁に向かって座禅をする禅宗のやり方で、臨済宗は向かい合って座禅をするので前からパシッだそうな。

座禅の始まり。開始間もなくで警策をいただいている参加者がいた。

あっという間の15分。警策をいただく暇もなかった!

足をくずして少し休憩。

座禅の始まり。
今度こそは頂いちゃうもんねと、胸の前に手を合わせて待つ。
お坊さんが前にやってきたので一礼。
前かがみ。
パシッ!
一礼。
清々しい。良い音なのに全然痛くない。

あっという間に座禅体験が終わり、再び写経に戻る。

同行者もなんとか書き上げて、にっこり。

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お抹茶をいただきました。

写経は、奉納してヨシ、持ち帰ってヨシなので、300円でお守り袋のような小さな袋を購入してその中に小さく折りたたんで入れて持ち帰ることにした。

その後、手書きの御朱印を頂戴するために広間に行ったら、さっきまで法衣で座禅指導していたお坊さんが作務衣に着替えて御朱印書いてる。忙しいね。

見開きいっぱいに紅葉をイメージしたアーティスチックな御朱印s?を頂戴した。

勝林寺をあとにしたのは午後3時。5時間も滞在したよーー。

朝のうちに同行者に行きたいところを確認したら「渡月橋」というので、先を急がねば!と、すぐにJRに乗ろうとする私だったが、先に食事をしようということで、

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え?ここ?ここで良いの?という佇まいの食堂。外観を裏切らない店内。
私は、「木の葉丼」という初めて目にした素敵な名前にひかれて注文した。
提供されてびっくり。
赤い淵と緑の淵の板カマを薄切りにして卵でとじた丼。
えーーーーー!!

お腹が膨れ身体もポカポカしたところで移動。

京都駅で乗り換えて嵐山駅へ。
観光を終えて嵐山駅に向かう人波に逆らって渡月橋へ。
渡月橋への道は観光客向けのお土産物屋さんが軒を連ねていてびっくりした。

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日没前になんとか到着。
橋を渡ったら日が暮れた。

ところで同行者が熱望した渡月橋観光のはずが、「川」と「橋」を見た。ただそれだけ。といった風情で、お土産物屋を冷やかすでもなし、再びすたすたと駅へと戻った。
わからん。

デパ地下のお惣菜夕食も続くと飽きる。
ホテル近くのスーパーでお刺身とビールを買って帰った。


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西日本縦断の旅 その3 [旅]

12月7日水曜日

大阪から京都へ移動。
これもまた便利だった。

ホテル最寄りの地下鉄日本橋駅から地下鉄に乗って阪急淡路駅まで。
淡路駅で乗り換えて烏丸駅へ。あっと言う間に京都だぜ。
地下鉄に乗っていたはずがいつの間にか阪急線になっているってどういうことなんだ?
大都会の交通網の不思議。

京都では2泊。
烏丸駅から徒歩8分くらいかな?インターゲート京都四条新町。

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外観通りの町屋風の造りで、玄関からフロントまでの導線が長い。
お部屋も新しく素敵だった。大浴場があるホテルなので、お部屋のお風呂はシャワーのみかと思いきや、しっかりとバスタブもついたいたよ。
最近のホテルらしくバスタブが広く大きく洗面所も広々。

お向かいにはこだわりのパン屋さんがあり、すぐ近くに地元の方々が予約の上お食事をするようなレストランがあった。次回はそこで食べてみたいなー。

チェックインには早かったので、フロントに荷物を預けて京都散策。
南禅寺方面へ。

きれいな庭に誘われて金地院。

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お昼は、南禅寺と言えば湯豆腐!

高校の修学旅行のときに、南禅寺で湯豆腐を食べたことは強烈な思い出。
クラスの物知り(?)の人たちが「みんなで湯豆腐を食べよう」と計画してくれた。
物知らずな私は、内心「湯豆腐...?」と思った。
自由日は朝から5-6人のグループに分かれて行動したのだが、夕食時間にクラスメイトの多くが方々から南禅寺へと集結した。
十のりりりりりりりりりりが輪になって書かれ、真ん中に安。とり安。
湯豆腐を食べるところとは思えない佇まいに及び腰になった。
そして、出てきた湯豆腐といったら。
たっぷりの鶏スープ鍋に入った湯豆腐の衝撃。
これが湯豆腐なの!!??
びっくりするほど美味しかったことを覚えている。

ザ・庶民の家庭料理は、お安くかつ身近で入手できる食材を使って独自の進化をとげるわけで、30代を過ぎた頃から母が作っていたあれやこれやは嘘ものだったんだ!!ということに気づいたのだが(遅っっ)、とり安の湯豆腐は人生初めてのほんものとの遭遇だった。

そんな思い出のとり安に行きたかったけど閉店してしまったようだ。残念。

どこが良いのかよくわからなかったので、料庭八千代に入店。
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すぐに席に案内してもらえた。

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梅コース2900円。思ったよりもリーズナブル。

ところで。
鶏スープじゃない。
どうやら、とり安は鶏スープを使った水炊き風の湯豆腐で、「ほんもの」とはちょっと違ったらしい。
高校生の私が今回のようなシンプルな湯豆腐を食べても、「上品な湯豆腐」程度の感想しか持たなかったと思われるので、あの頃にとり安と出会ったのは正解だった。

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南禅寺散策。

そして、お目当ては
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片平なぎささーーーん!

小生、2時間サスペンスが大好き。
平日午後にテレビ北海道(テレ東系列)で再放送されている2時間サスペンスドラマを録画し、お休みの日に視聴する。これが一番好きな休日の過ごし方なんす。

そしてそして昨秋遅まきながら「昨日何食べた?」にはまった。勢いに乗って映画版もアマプラで観た。いっきに計画中の京都旅行が楽しみになった。

ここに来てテンション爆上がり。
しかし、同行者はそういった事情ももちろん2時間サスペンスドラマも昨日何食べも知らないので、ぐんぐん上がる私の熱量についていけない感じだった。

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ところで、ドラマで見ていた時に陸橋だと思っていたのだけど、水路なんですねー。
そして上に登ってみたら今でも水が流れているではありませんか!
これまたびっくり。

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南禅寺の広い広いお庭は、紅葉の見ごろは過ぎていたけどとても綺麗。

水路を見て満足した私は、水路をぐんぐん上流に歩いていった。首からカードをぶら下げた小学生のグループと出会った。上に行くとトレッキングコースになっているようだ。

びわ湖から水を引く大きな導水管を見て、感動。
(同行者は当然なんの感慨もなし)

廃線となった蹴上インクラインを見て、感動。
(同行者は当然なんの感慨もなし。歩ける線路に感動するのって日本人だけ?)

散策ついでに清水寺方面まで歩いて行こうとしたら、同行者に反対された。
せっかくワンデイパスを買ったのだから地下鉄で行こうと。
その気持ちもわからないでもないので、地下鉄に乗り祇園四条で下車。

鴨川沿いを歩く。

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なぜここを歩くのか?と尋ねられ、「だって、鴨川だよ」。
鴨川は歩くでしょ。
どんどん広がる同行者との熱量。

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あじき路地。

あじき路地を題材にした漫画を読んで、京都に行ったら寄りたいと思っていた。
開放している工房はほとんどなくて通り過ぎただけで終わった。
さらに広がる同行者との熱量。

三年坂へ向かうとものすごい人!

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観光地ならば同行者は喜ぶのかな?と思いきや、そうでもなくどのお店も冷やかすでもなく人込みを突っ切ってずんずん歩いて行く。

これまた「昨日何食べ映画版」を観て、行こう!と心に決めた光台寺へ向かう。

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午後5時からのライトアップまで時間があったし、寒かったのでFrench cafe CHASEN高台寺にピットイン。

パフェセットに心ひかれたけど、さほどお腹空いていなかったので抹茶ラテ。

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暖まる。

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プロジェクションマッピングの寺院らしからぬ演出があったけど、京都の寺院は頑張っているな―と思った。

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台所坂。

大きな通りまで出てちょうどやってきたバスに乗車したら、京都駅行きだった。
ホテルに戻るには遠回りなように思ったが、面倒くさいのでヨシ。

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京都タワー。

京都駅の地下街で食べ物を買ってホテルに戻った。

同行者と興味の対象があまりにも違うことに打ちのめされた日だった。


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西日本縦断の旅 その2 [旅]

12月6日火曜日
大阪2日目は奈良へ。

ホテルを検討している段階で同行者が奈良に2泊したいと言い出した。
奈良に2泊!?マジすか…と思いながらも奈良のホテルを2泊分手配した。
その後、その同行者がいろいろな旅行サイトを見たら奈良は1泊で十分と書いてあるので2泊は必要ないと思う。と言うので、奈良を全キャンして大阪2泊にした。異議は認めない。
移動は最小限に抑えたいものね。

大阪の地理はまったくわからないままに予約した日本橋近くのホテルだけど、実は大正解だった。最寄りの日本橋駅には地下鉄だけではなく近鉄も乗り入れていて、奈良まで乗り換えなしで行けちゃうよ。たしか35分だった。

高校の修学旅行で初めて関西圏に来たときにびっくりしたのが、ただ電車に座っているだけで次々と県をまたいで移動すること。
道民にとっては驚きでしかなかった。
JRに乗って札幌から小樽に行くような感覚で、大阪から奈良なんだもんなぁ。

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駅横のアーケードを抜けて正面に大賑わいのお餅屋さん。柔らかくて、小ぶりで、ちょい食べしながら歩くのにちょうど良いんだわさ。

奈良だー。鹿だー。
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奈良公園をゆっくり散策したあと東大寺に向かったら、門前には大量の修学旅行生が列をなしている。

午後2時近かったので、大仏様を拝観する前に腹ごしらえ。

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参道を出たところにあるお店。

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お肉をひつまぶしのようにして食べる。
まずはそのままで、次に薬味をつけて、最後にお出汁を入れてワサビでお茶漬け風。
三段階で味を楽しめる。
ハーフサイズを注文したので四角いお弁当箱のようなのでご飯が提供されたけど、通常サイズはおひつで提供されるのよ。ハーフにして良かった。

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奈良の大仏さん。

大仏さんの前にこんな祭壇あったっけ?
36年前に拝観したときにはもっと台座まで近づけたような記憶があるんだけどなぁ。
その印象を友人に告げると鎌倉の大仏さんと混同しているのでは?と。
そうかなぁ。
大仏殿の中に大仏さんがどどーん、ひゃーでっかいなーと思ったのだけどなぁ。
私が大きくなったから?なんて。身長はさほど変わらんしなぁ。

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御朱印頂戴した。

次に目指すは「ならまち」。100円で乗車できる観光客用のバスを待っていたら、10分待っても20分待っても来ない。あれーー?と首をひねっていたら、どうやら路線バスと観光客向け用のバスのバス停は別で、我々は路線バスのバス停で待っていた。移動して並びなおす気にもなれず、歩くことにした。

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こんもりと盛り上がった丘?のようなものを発見。道を歩いていらした奥様に尋ねると「頭の塔と書いて頭塔という場所なんです。」中に入れるとの情報もお聞きしたが、奥様本人も入ったことはないとおっしゃるし、遠回りになりそうなので寄らなかった。
(後日談 後で調べたら内部修理のため見学は中止されていた)
そこらへんに史跡があるって奈良っぽい。

グーグルマップを頼りに「ならまち」にたどりついたが、なんだかこう観光☆というキラキラ感がない。道を歩く奥様に尋ねたところ、「このあたりが『ならまち』と言われているところなんですよ」と。どうやら街並みを楽しむらしい。

ならまちを進むと蚊帳のふきんで有名なお店や古い家を利用したカフェに行き当たった。

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その中の一軒で機織りサークルの皆さんによる展示即売会がたまたまおこなわれていて、マフラーを衝動買いしてしまった。

駅の方に戻り、中川政七商店に入ってお土産を選んだ。
結局、蚊帳ふきんを買ってしまった。

帰りも近鉄1本。でホテルに戻れた。

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晩御飯を探しがてら道頓堀を夜ブラしようかと思ったが、グリコを見る前に途中のたこ焼き屋さんでたこ焼き買って帰りました。


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