SSブログ

サラ・ブライトマンコンサート [鑑賞]

11月は、たまたまですが、コンサート月間になりました。
MR. BIG、クレイジー・ケンバンド、そして真打ちサラ・ブライトマン。
サラ・ブライトマンが札幌に来るなんて!

クレイジー→MR. BIG→サラという順番でチケットを購入したのだけど、
実を言うと、「サラ・ブライトマン札幌公演」の文字を見た瞬間、あちゃーーークレイジーケンバンド買わなきゃ良かった...とちょっと後悔した。
1ヵ月に3度もコンサートなんてしたことないし、懐事情も厳しいし。
サラ・ブライトマンに行かないという選択肢はなかったので、3つも行くことになったけど、
行ってみると三者三様。それぞれとっても良かった~。
なかでも、サラ・ブライトマンは別格にすごかった!

DSC_0278

ところで、↑の通り、コンサートは「開場16時、開演17時」なのですが、
恐ろしいことに時間を勘違いしておりまして...。

午前中用事があったので外出し、お昼過ぎに家に戻って午後はゆったり。
新聞のテレビ欄を見ながら「夜7時30分からの男子フリーは見れないけど、夕方4時50分からの女子フリーは支度をしながらちょっと見れるな」などと考えたりして。
夕方4時過ぎにダーリンと「何時に出る?」なんてことを話し、場所はきたえーるだから、いや? きたえーるだったよね? とチケットを確認すると、
ぎゃーーーーーーーーーーーーー!!
開場16時、開演17時だーーーーー!!
直近二つのコンサートが「開場18時30分、開演19時」だったもんで、すっかり開演時間を夜7時と思い込んでいた...。
...チケットを持つ手が震えた。
その時、すでに午後16時28分。
ダーリンに震えながらチケットを見せたところ、「すぐタクシーで行こう」。

電話でタクシーを呼び、待つ間に着替え。
せっかくのサラ・ブライトマンだからオシャレして行こうと思っていたのに、ジーンズとセーター...。もちろんノーメイク...。
家の前でタクシーを待ちかまえてやって来ると同時に乗車して、「きたえーるへ!!」と切迫して告げたところ、おじいちゃん運転手は「きたえーるでなんかあるのかい?」と。
「5時からコンサートなんです! 7時と間違えていたんです!!」と告げると、「まもなく5時だよーー」って。その時、午後16時38分。
それでも、きたえーるに午後5時の5分前に到着できたーー。
きたえーるなんてサラ・ブライトマンのコンサート会場にしては地味なんじゃない?と思ってたけど、これがもし札幌ドームだったら完全にアウトだった。
良かった~。きたえーるで。

きたえーる内が広大で、ずーーっと小走りで移動したけど、開場の扉を開いたと同時に音楽が鳴りはじめた。
演奏中の移動は禁止なので、アリーナ最後部の通路でサラの登場を目にした。
最後部だけにものすごく小さくしかサラが見えない。
頭上からのスポットライトに浮かび上がるサラの姿は、
実物なのか? それともホログラムなのか??

曲間に座席へ移動。
なんと、前から3列目の良席で、サラが実物でそこにいるんだと確認できた。

歌声はとにかく素晴らしい。
「魅せられる」という言葉があるけど、歌声に魅せられたのは初めて。
人を惑わすセイレーンの歌声とはこういうのなんじゃないかと想像した。
太古の女王と言われる人は、類まれな歌声で人心を操ったんじゃないかなぁと本気で考えた。
「歌姫」ってなんか使われ過ぎてて安っぽい感じがするので、女神と思った。
本当に素晴らしかった。

どれもこれも良かったけど、
・トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」
・オペラ座の怪人
・スカボローフェア
が良かったなぁ。
タイムトゥセイグッバイも良かった。
オペラ座の怪人は、ファントムとして男性歌手が登場した。

午後5時開演のコンサートは、途中20分の休憩をはさみ、そしてアンコールにも応えてくれて、午後7時20分に終了。きっちり正味2時間コンサートなのね。

帰りの地下鉄はものすごい混雑のために乗車規制がなされていたので、見切りをつけて歩いてすすきのを目指した。

DSC_0270
車やマラソンではなく、徒歩で豊平川を渡ったのは初めてかも。
肉眼ではノルベサが煌めいて見えたけど、携帯カメラでは伝わりませんね。

京城屋(ホルモン焼き)に到着。
DSC_0272
女神のサラ・ブライトマンに酔いしれた直後にホルモン焼き。
いいっすねぇ。
いろいろ食べたいので一人前ずつ注文。
上ホルモン、ミノ、牛タン、カルビ、豚軟骨、焼き野菜、豆腐サラダ、ビビンバ(スープ付)。
やっぱり焼肉はダーリンとだな。気兼ねなくガツガツいけるもんね。

このあとミルク村へ。
私は前回から1週間ほどしかたってませんけどね――。
いつも車移動なので、こういうときじゃないとダーリンとミルク村には行けないもんね。

ミルク村は相変わらずの大賑わい。
当然、待ち。
指定された並び場所に行ってみると、
DSC_0273
座布団が用意されていたので、階段に敷いて座って待つこと30分くらいかな?

DSC_0274DSC_0276
再び。そして、おかわりアイスは大盛り♪

一時はどうなるかと思ったけど、楽しかったーーーー。


クレイジーケンバンドコンサート [鑑賞]

クレイジーケンバンドのSPARK SHOWに行ってきました~。

DSC_0193

ボーカルの横山剣さんの歌声が好き♪
「俺の話を聞け~」を聞いたときに、すっかり持って行かれてしまったのでした。

コンサート前に今回も予習。
TSUTAYAに行って棚の前に立ってもどれが良いかわからなかったので、
とりあえず、

↑をレンタル。
「Crazy Ken’s World」とは、ベスト盤っぽいタイトル。
...のわりには、聞いたことがある曲が一曲もなく...。
それでも車の中で聞きまくったところ、
「中華街大作戦」のチュウカ~ガイッ、チュウカ~ガイッ♪というフレーズが妙に耳に残ったので、ダーリンと「中華街の歌やるかなぁ?」とワクワクしてコンサートへ。

コンサートは楽しかった~。
ビッグバンド風でもあり、コミックバンド風でもあり、大学の音楽サークルのようなノリでもあり。
予習したアルバムからは一曲も歌われなくて、知っている曲は「俺の話を聞け~」と「奥さんのためなら~」の2曲のみだったけど、とても魅せる内容でした。
「奥さんのためなら~」の歌の途中では、会場に「南校出身の人妻いる?」と質問し、
手を挙げた女性の名前で「○○のためなら~」と歌ってくれた。いいなぁ。
でも、その女性、南校出身ではあっても人妻ではなかったらしい。
片一方だけなら私だって該当しているのにぃぃぃぃぃぃぃ。
私も「ポッポさんのためなら~」と歌って欲しかったなぁ。

ところで、予習したアルバムは、横山剣さんのソロアルバムだと判明。
そりゃあ一曲も歌われなくて当然だわ。
うううう...。なんて初歩的なミス。

サービス精神旺盛なCKBのコンサートは時間オーバーすることが多いらしく、
昨夜は時間オーバーなのか予定通りなのかはわからないけど、
午後7時開演のコンサートの終了時間が午後9時40分。
2時間30分を越えるも途中休憩なしのノンストップだったのに、
剣さんは、歌いっぱなしの飛び跳ねっぱなし。
54歳だと言うのにすごい体力だ!

コンサート後は、とんでんで海鮮チゲ鍋焼きうどん。
DSC_0192
身も心もあったまった♪


MR. BIGコンサート [鑑賞]

MR. BIGのコンサートに行ってきましたーーー!

実は、コンサートのチケットをとるまでMR. BIGを知らず、
新聞のコンサート欄に「MR. BIGが札幌に!」といった感じの煽り文句で書かれていたので、
ダーリンにすごいバンドなのか尋ねたところ、これは行かなきゃ!ということに。

予習のためにベスト盤CDをレンタルして車の中で聞いたところ、
ベストだけあってちょこちょこ聞いたことのある曲が。
楽しみ~。

問題は、初のロックコンサートにいったいなにを着て行くか?
夏ならTシャツでいいんだろうが、もう寒いし。
悩んだ結果、自分が持っている服の中でもっともロックっぽい革ジャン(と言っても、ライダースジャケットのようなハードなものじゃなくて、バックスキンのおとなしめ)&ジーンズにしてみた。

会場に入ると、やはりというかなんというか年齢層が高く、会社帰りのスーツ姿の方もおられましたが、心なしか革ジャン率が高いような?
それに「昔バンドやってました!」とか「今やってます!」といった感じの人がすごく多かったなぁ。

開演前。
DSC_0144
フラッシュを使わないでください!という注意はあったけど、スマホ撮影はOKらしい。
ステージ上はすごくシンプル。

初っ端から観客は総立ち&両手上げっぱなし。
私は立ちはしたものの、腕を上げて手拍子したり上矢印したりするのは疲れるので胸の前で控えめの手拍子。
予習した甲斐があって、あっ!あの曲!というのがいっぱいだった。

アンコール前
DSC_0147
(ステージ上方の電光板に「MR. BIG」の文字)

曲中、電光板にアニメーションが映し出されて、それがアメリカン・コミックス調ですごく面白い。
オープニングのアニメは、ベースの電動ドリルパフォーマンスをネタにしていて、私はそのパフォを知らなかったのだけど、すごく楽しめた。
で、オープニング曲で早々に電動ドリルパフォーマンスがあったので、会場は最初から大盛り上がり。すごいサービス精神だ!

やっぱり「to be with you」が良かったな~。
また行きたいな。


アンジェラ・アキコンサート [鑑賞]

P1050769

今週はステージ鑑賞づいていた。
「オペラ座の怪人」に続いて、アンジェラ・アキコンサート!

会場前でなにかアンジェラ・アキっぽいものを写真に撮りたい~と思っていると、
玄関横に大型トレーラーがあったのでパチリ。

皆さん考えることは同じらしく、大型トレーラー前はそこそこな写真スポットになっていたんですが、
順番待ちの中に、白いTシャツ+ブルージーンズ+コンバース+黒いセミロングのウェーブヘア+黒縁メガネという、完璧アンジェラ・アキな女性が!

コンサート会場に入る前にすでにアンジェラ・アキの(?)大洗礼。
会場の中はいかほど!?
私の格好、まったくアンジェラ・アキじゃないっっ。

かなり及び腰で入場したのですが、周りを見回すとみなさん普通に街を歩いている格好だったので、ホッ。
それに、まさに老若男女が集合したという客層で、服装なんか気にしなくて大丈夫だった。
販売されていたTシャツに着替えている人はチラホラいましたけど。

座席は前から12列目と前の方だったので、かなりアンジェラ・アキが近かった♪
想像していたよりも、背が高くて、足が長くて、顔が小っちゃかった。

このコンサートツアーを最後に活動を休止して、アメリカの音楽大学に留学するということで、
これまでの10年間の音楽活動の集大成のようなコンサートですごく楽しめた。
メジャーデビューを果たしてから大ヒットした曲をどんどん歌ってくれたし、
「Music」という曲では、会場全体を高音・中音・低音の三つに分けて、みんなでコーラスした。楽しかった~。
なんだかすごく気さくな雰囲気なので、音楽の世界で大成功した友達のコンサートに応援に来たような気分。
「お昼ご飯にスープカレーを食べた」というエピソードも親しみが増すわ~。

帰りは、ダーリンと焼き鳥屋さんへ。
P1050770
アンジェラ・アキに乾杯!


ミュージカル「オペラ座の怪人」 [鑑賞]

GW中は特にこれといったイベントはなく。
5月5日に豊平川マラソン(ハーフ)を走ったくらい。

GWが終わってからちょこちょことイベントが。
札幌でロングランの公演がおこなわれている劇団四季の「オペラ座の怪人」を観劇しました。

「オペラ座の怪人」は、昨年11月にハンブルクで初めてみた舞台芸術作品。
いや、「ハンブルクで初めて」どころか人生初。
この作品がとても良かったので、そのあとバレエやオペラにも関心をもつようになり、昨年12月から今年3月までの4か月間で、バレエは「くるみ割り人形」と「ナポリ」、オペラは「蝶々夫人」と「カルメン」を観に行き、ドイツ生活が2倍も3倍も楽しくなった。

そんな記念すべき作品が、札幌でロングラン上演。
P1050766オペラ座の怪人
左写真:さっぽろ駅の地下街に設置されていた劇団四季のオペラ座の怪人の看板
右写真:ハンブルクで観劇したときの劇場看板(2013年11月)

どちらもロイド=ウェーバー版の「オペラ座の怪人」なので、観比べができる!

P1050761
テレビ塔近くにある劇団四季の劇場

P1050762P1050763
劇場ロビー。

座席は13列目だったので、ハンブルクで観た時よりもずいぶんと舞台との距離が近い!
テンションあげるぅ[グッド(上向き矢印)]

感想ですが、かなり残念な気分。

まず、生のオーケストラじゃないのが一番残念だった。
ハンブルクのものは生オケだったので、演出家やカルロッタ役の俳優さんと本物のオーケストラの指揮者との間に、曲出しの合図や「ちょっと音止めて!」などの絡みがあって楽しかった。
それにやっぱり重厚感が違う。
札幌で生オーケストラのミュージカルとかオペラとかバレエを観るのは無理なのかな。

日本語セリフがうまく曲に乗っていなくて、ものすごく違和感だった。
これならいっそ外国語でまったく意味がわからない方がいいと思った。

ロビーを含めて会場全体が「ウキウキ」じゃなかった。
ミュージカルの劇場というよりも映画館に近い雰囲気だった。

とどめは、クリスティーヌ...。

もちろん、良いところもあった。
舞台装置がすごく凝っていた。
第2幕の最初の仮面舞踏会のシーンでは、オペラ座の階段の舞台装置も「マスカレード」に乗せたダンスもすごく迫力あったし楽しかった!

日本語セリフだったからこそストーリーがよく分かった。
ファントムがかつて見世物小屋の檻の中にいたとは!
そんなに不幸な生い立ちとは知らなかったので、衝撃を受けた。

舞台芸術って作り手ももちろんだけど、受け手も大切なんだなと実感した。
劇場の雰囲気は観客によるところが大きいもの。
観る側も、もっと演者を盛り上げるような観劇(ドレスアップとか拍手とか)マナーを身に着けなければなぁ。